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乳がん検診を受けよう!乳がんは早期発見が可能な病気です

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日本において、乳がんは増加の一途をたどっています。
今や11人に1人が発症すると言われている乳がん。
比較的若い年齢で発症するのもこのがんの特徴です。

私は、超音波検査を行う臨床検査技師として数多くの乳腺エコー(超音波検査)を経験し、乳がんの患者さんをたくさん見てきました。
乳がんは比較的早期発見しやすい病気です。
早期発見であれば、乳房を全摘せずに済みます。

  「乳がんってどんな症状なの?」
  「何科を受診すればいいの?」
  「どんな検査を受ければいいの?」

などなど、乳がんについてのあれこれを、ここでわかりやすく説明しようと思います。
ぜひぜひ参考にして、乳がん検診を受診してくださいね。

乳がんになりやすい年齢

“乳がん年齢” というCMを見たことがありますか?
育児や仕事などに追われて自分のことを疎かにしてしまう年代が、実は一番、乳がんにかかりやすい年代なのです。
近年のデータとしては、「40代後半の発症率が一番高い」となっています。
が、それ以外の年代の人は発症しないというわけではありません。
私が実際に検査を施行した患者さんで最も若かった方は25歳でした。
大反響だった「余命1ヶ月の花嫁」の女性は23歳で発症していましたね。

逆に、最も高齢だった方は80歳を超えていました。
ですから、いくつになっても乳がんを発症する可能性は誰にでもあるのです。

 乳がんになりやすい人ってどんな人?

近年、乳がんになりやすいタイプ(リスクが高い)人として、以下のような条件が挙げられます。

洋食が多い

かつて日本人は欧米人に比べて乳がんになる確率が低かったのですが、近年の急増の原因は、食生活の欧米化が原因の1つと言われています。

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家族歴

親や兄弟に乳がんになった人がいる人は、乳がんになりやすいという体質が
遺伝すると言われています。また、家族性乳がんの遺伝子変異を持っている人は
乳がんになる確率が極めて高いことがわかっています。
この遺伝子(BRCA1、またはBRCA2)を持っている人は、卵巣がんにもなりやすいことがわかっています。
女優:アンジェリーナ・ジョリーさんが乳房と卵巣を切除したというのは有名ですね。彼女はがん抑制遺伝子、BRCA1の変異が見つかったことで、切除に踏み切ったそうです。
そこまでする必要があるかどうかは別として、家族や親せきに乳がんや卵巣がんに罹患した人がいる場合は、常に頭に置いておき、1年に1回は検診を受けるようにしましょう。

ライフスタイルの変化(女性の社会進出)

ライフスタイルの変化で増加している出産経験のない人や高齢出産を経験した人は、乳がんになるリスクが高くなると言われています。これは女性ホルモンの関係と言われています。
出産は女性ホルモンが多いに関係があるからです。

肥満

肥満はエストロゲンという女性ホルモンが多くなり、乳がんになりやすい状態になります。
乳がんだけではなく、肥満は様々は生活習慣病を引き起こす原因でもあるので、くれぐれも太り過ぎには気をつけましょう。

これらに当てはまらなければ乳がんにはならない!というわけではありません。
どんな人でも乳がんのリスクはあります。常に気にとめておきましょう。

乳がんの症状って?

しこりがある

乳がんの多くはしこりで発見されます。
典型的な乳がんのしこりとは、こんにゃくの上から小豆や大豆を触るような感じ。
コロッとしていたり、ゴツゴツしていたりして、痛みがないのが特徴。
がんのしこりは「痛い」とイメージしている人も多いようですが、乳がんのしこりは、実は痛くないんです。(稀に、痛みを伴う炎症性の乳がんもあるので、要注意)
しかし、しこり以外にも、下記のような症状があったら、早急に専門医を受診しましょう。

左右の胸の形が違う

がんのしこりが大きくなってくると、左右の胸の形が違ってきます。
時々全身鏡で確認するようにしてくださいね(確認方法は後述)。

えくぼのようなくぼみや引きつれがある

悪性腫瘍、つまりがんは、周りの組織を巻き込むように大きくなっていきます。
よって、えくぼのようなくぼみや引きつれを起こすようになってきます。
良性の腫瘍は周りを押すように大きくなるので、このような症状にはなりません。
これも、定期的に全身鏡で確認するようにしましょう。

乳頭(乳首)から分泌物がある

授乳中でもないのに乳首から液体が出てくるようなことがあったら要注意です。
特に血が混じっていたりしたら、かなり悪性を疑うべきと言えます。
そのような症状を自覚したら、すぐに専門機関を受診してください。

胸が張る、全体が硬いしこりのようだ・・・これは?

乳がんを心配して受診してくる患者さんの中には、「おっぱいが張って痛い」と訴える方が非常に多いです。
たまに、「胸全体にしこりがっっ!」と訴える患者さんもいますが、「張って痛い」「胸全体がボコボコしてる」というのは【 乳腺症 】といって、ホルモンバランスの影響で起こる体質的なもので、病気ではありません。
稀にある炎症性の乳がん以外の場合、乳房全体が張ったり全体がボコボコしていたり全体が硬かったり・・・というのは、むしろがんではないのです。
でも、だからと言って、その乳房のどこかにがんが発生している可能性もゼロではありません。
どんな症状だろうと、とにかく受診するのが一番!
検査してみて乳がんじゃないことがわかるだけでも、安心出来ますから、定期的な受診は心がけるようにしましょう。

まずは定期的に自己診断をやりましょう

超音波検査に来られる患者さんの多くが、「自己診断ってよくわからなくて」と言われます。
ほとんどの方が自己診断のやり方を知らず、気にはなっていてもやっていないのが現状のようです。
でも乳がんは、自ら乳房にしこりに気づくことで発見出来る場合が多く、数多くのがんの中で早期発見を自分で出来る数少ないがんの1つです。
常に気に留めて、自己診断を心がけましょう。

自己診断のやり方

自己診断の頻度は月に一回程度が好ましいです。お風呂場で行うのが最適です。
「毎日自己診断してるわ!」という友人がいたのですが、それは間違いです。
というのは、毎日乳房を触っていると、しこりの変化に気づきにくいからです。
今日の乳房の状態は、1ヶ月前とは違っても、昨日とはまったく同じといっても過言ではありません。月に1回の方が確実に変化を見つけられます。
毎月1日とか、毎月誕生日の日にち、などと、覚えやすい日を決めて自己診断を行うと良いでしょう。

まず、裸で鏡の前に立ってバンザイをし、
  ・胸の大きさや形に左右差がないか
  ・えくぼのような引きつれはないか
をチェックします。

次に乳房全体を指で触っていきましょう。下から上になでるのがベスト!
手に石鹸をつけるとすべりが滑らかになるので、しこりに気づきやすくなります。
そして少しでもあれ?と異常を感じたら、すぐに専門医を受診しましょう。

何科を受診すればいいの?

「乳房の病気」=「婦人科」 というイメージを持っている人が多いようですが、婦人科とは子宮・卵巣領域を専門に扱う科です。
乳腺に関しては“乳腺科”もしくは“乳腺外科”という専門外来が存在します。
最近では、女性医師による“女性専門外来”という科を設けている病院もあります。
女医を指名することが出来る病院も増えてきました。
どこを受診すればいいのかわからない、どこに相談すればいいのかわからない、と
心配になったときは、一人で悩まず、このような科に相談に行きましょう。
適切なアドバイスや専門科の紹介をしてくれますよ。

どんな検査を受ければいいの?

乳がんの多くは、乳房にしこりが出来ることによって発見されます。
そのため、以前は検査は専門の医師による視触診が主でした。
しかし、手では触れない場所に発生することもあるし、乳房全体がぼこぼこと張っている乳腺症の人は乳がんのしこりが出来ても見つけにくい場合もあり、視触診だけでは不十分です。
なので現在は、視触診に加え、「乳腺エコー(超音波検査)」、「マンモグラフィー」を併せて受けることが推奨されています。

視触診

乳腺外科などの専門の医師が行います。
乳房にしこりのようなものがないか、えくぼのようなくぼみや引きつれがないかを見たり、手で触ってしこりがないかどうかを診てくれます。
基本的には自己診断でやるべき項目ですが、専門医が行うため発見率は高くなりますが、奥の方で発生したがんなどを視触診だけで見つけるのは困難です。
視触診で異常がないからといって絶対大丈夫とは言い切れませんので、注意しましょう。

乳腺エコー(超音波検査)

超音波検査とは、プローブ(た)から超音波を出し、その音波の反射(エコー)を画像に変換することで病変を見つけることが出来る検査です。

超音波検査のメリット

  ・侵襲性がない(身体に害がない)ため頻繁に検査を受けられる
  ・痛みなどの苦痛を伴わない検査である

乳腺エコーでは、探蝕子を直接乳房にあてて、病変を探す検査です。
この検査によって、視触診では気づかない腫瘤を発見することが可能です。
特に腫瘤を形成する乳がんを見つけるのが得意な検査です。

マンモグラフィー(レントゲン撮影)

マンモグラフィーは、乳腺専用の装置でレントゲン撮影を行う検査です。
乳房を板で挟み込んで撮影します。ですから、挟まれる痛みを伴うこともあります。
この検査では、超音波検査では見つけにくい微細な石灰化を形成するがんを
見つけることが出来ます。

検診を受けるのに最適な時期

好ましいのは、生理終盤~排卵前です。
これは、自己診断を行う場合も同じです。
排卵後~生理前、乳房が張ったり痛くなる人も多いのではないでしょうか。
この時期に自己診断をしても、乳房は全体的にボコボコとした手触りとなり、
しこりは見つけにくい状態になっています。
また、この乳房の張っている時期にマンモグラフィーを受けると、板で胸を挟まれる際にかなり痛みを伴う場合もあります(体質によりますが・・・)。
私もいつも、排卵前にマンモグラフィーを受けるようにしています。
「マンモグラフィーは痛いと聞くから怖い」と言う方がとっても多いのですが、時期さえ選べばまったくもって辛くはない検査です!
マンモグラフィー検査を恐れて検診を受けずにいて乳がんが進行した場合の方が、長期に渡って辛い治療を受けることになってしまいます。
どちらの方がいいですか?・・・答えは明らかですよね(*^_^*)

受診の裏ワザ!

定期的に人間ドックやレディースドックを受けるのが一番なのですが、裏ワザとして、なんでもいいから症状を訴え、保険診療で検査を受けるという方法も。
「しこりがあるような気がする」「胸の一部が痛いです」などなど。
検診や人間ドックは自己負担ですが、症状があると保険診療になるので、3割負担で済みますよ。

私が超音波検査に関わって

私が担当した、ある「乳がん集団検診」でのお話。
その日の受診者は53名でした。
その時、明らかに乳がんだと思われる人は、なんと3名!
2人は、しこりにも気付いていなかった人。
1人は、一度乳がんの手術をしているにもかかわらずそのまま放置していたようで、再発しているうえにリンパ節に転移していました。
その現場だけでも53人中3人、つまり、18人に1人は乳がんということに。
それだけ、乳がんは誰もがかかる可能性のある病気なんです。
なので、今回のこの記事を読んでくれたことがきっかけで1人でも多くの人が乳がん検診を受けてくれたらいいなと思っています。
いつまでも健康で、極上な毎日を送りたいですね!

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