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肺活量が多い人の特徴は?メリットは?臨床検査技師が解説するよ

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私の本職は、「臨床検査技師」です。

臨床検査技師とは

病気の診断や治療、健康の維持に必要な各種の検査(臨床検査)をおこない、その結果を医師に提供する医療技術職。

検査の仕事では、病気の人だけではなく、健康診断や人間ドックの検査も多く行います。

私は主に、生理機能検査(直接患者さまに接して行う検査)に従事してきて、肺機能検査も長年やってきました。

そこで!

  • 肺活量が多い人の特徴って?
  • 肺活量が多い人のメリットは?
  • 肺活量が少ないとどうなるの?

と言った、肺活量にまつわるお話を、数えきれないほどの患者さまに肺機能検査をやってきた検査技師としての経験から述べたいと思います。

いつまでも健康で長生きを♪

肺機能検査には大きく2種類ある

実際にはもっとあるのですが、健康診断や人間ドックなどで計測する肺機能検査は2種類の検査を行う場合が多いです。

  • 肺活量
  • 努力性肺活量

肺活量

肺活量は、一度息を吐いてもらい、今度は大きく限界まで吸って、また大きく限界まで息を吐くことで、肺の中に入る空気量を測る検査です。

量を見るのと同時に、%(パーセント)肺活量という数値も記録します。
これは、年齢と身長から割り出した平均値に対して、
その人がどの程度の肺活量があるかどうかを比べる検査です。

年齢と身長(=体格)で肺活量は大きく変わり、個人差が出るので、多けりゃいいというものでも少ないとよくないというものでもありませんが、100%であれば、その人はほぼほぼ平均、と言えます。

努力性肺活量

努力性肺活量とは、胸いっぱいに空気を吸ってから可能な限りの速さで一気に吐き出す量のことです。

閉塞性の呼吸器疾患があるとこの努力性肺活量が減少するため、喘息やたばこの吸い過ぎによるCOPDという疾患の鑑別のために行われます。

この検査は、肺活量とともに、吐く時の速さを見る検査なので、患者さまご本人の努力が必要な検査になります。

適当にフ~と軽く吐くだけでは閉塞性肺疾患という診断がついてしまうので、ご注意を。

肺活量の多い人の特徴

この検査をやっていると、結果にはかなり個人差があるのがわかります。

肺活量が多い人の特徴

  • 運動をやっている(いた)人
  • 声楽をやっている(いた)人
  • 吹奏楽をやっている(いた)人

身体が大きければその分肺活量も多いのは事実。

体格に比例して体内の臓器にも大きさの差はありますから。

なので、その身長・年齢の方の平均に対してどの程度か?というのが大事になるので、主に見るのは「%(パーセント)肺活量」ということになります。

ある検診受診者さんの肺機能検査をしたところ、なんと%肺活量が170%!

つまり、その人の身長・年齢の人の平均値に対して、倍近くの肺活量があるということ。

さすがにすごい!と思い、

「何か運動されてますか?」と質問したところ、

自分は、自衛官です!普通の人よりかなり運動しています!

とのことでした。

なるほどーーー。

肺活量が多い人に同じ質問をすると、

たいてい運動している、もしくはかなりハードな運動を過去にしていた、と答えます。

運動はしていない、と答える方でも、多くの人が「歌を歌っていた」「吹奏楽をやっていた」と答える方が非常に多いです。

つまり、生活習慣は肺活量に大きく影響を与えるということ。

ということは、肺活量は生活習慣やトレーニングで多くすることが出来る!ということです(*^^*)

肺活量が多いことによるメリット


肺活量が多い人の特徴として挙げられるのは、

とにかく元気!

そりゃそーだ。

そこそこ激しい運動だったり吹奏楽だったり、普段から身体を使うことが出来る人だから。

なので、肺活量が多い人は、元気で若々しい人が多いです。

普段から運動や呼吸を鍛える吹奏楽や声楽を行っている人は、肺だけでなく、筋力も鍛えられています。

よって、持久力、免疫力を高める効果も。

肺活量が多いことそのものというより、肺活量が多くなる習慣をしっかり身につけることでそれら二次的なメリットがあるという方が正確かもですね。

肺活量が少ない人とは?

となると、「肺活量が少ない人」は、逆の場合が多い、ということになります。

実際に検査を行うと、確かにその通りなんです。

肺活量が少ない人の特徴

  • 運動をやっていない(こなかった)人
  • 喫煙者
  • 閉塞性の肺疾患や喘息がある人
  • (高齢者)

閉塞性肺疾患は、主にCOPDという、慢性閉塞性肺疾患のことを指すことが多く、この疾患の原因の多くは喫煙です。

なので、喫煙者は肺活量が少なくなる傾向があります。

その他、喘息を持っている人も、肺活量は少なくなります。

なので、閉塞性肺疾患が疑われる結果が出ると、私はいつも「おタバコは吸いますか?」と質問します。

「もうやめたから!」と言われることも多いのですが、それでも喫煙歴が長かったり1日の本数が多かったり。

吸わないという方は、喘息持ちの場合が多いです。

また、病気ではありませんが、加齢に伴って肺活量は少なくなっていきます。

なので、パーセント肺活量の数値を出すための指標が、「身長」と「年齢」というわけです。

まぁ、厳密にいえば、肺活量が少ないと病気になる ではないけど、病気がちな人が少ないと言えますね。

肺活量は健康的な生活と密接な関係があるんです。

肺活量を多くする方法

適度な運動や、呼吸を整えるというのを毎日継続的に行いましょう。

生活習慣で肺活量が増えるのであれば、それらのエクササイズを毎日やることで肺活量は増えるはず。

水泳ランニングといった有酸素運動はとても効果的です。

また、複式呼吸も効果があります。

胸式呼吸より複式呼吸の方が、横隔膜も鍛えられるので効果が得られます。

胸式呼吸との区別がつかないようでしたら、仰向けになって大きな呼吸をしてみましょう。

仰向けの状態での深呼吸は、複式呼吸になりやすいので。

このようなトレーニング道具もありますよ。 ↓ ↓

余談

これは余談ですが、この検査を行う時の検査技師の技量も必要になってきます。

患者さまに努力をしてもらわなければいけないので、声かけがちょっと大変(;^_^A

「大きく息を吸って~
吸いきったら一気にフーーー!!!
最後まで吐いてくださいー!
吐いて吐いて吐いて~
吐ききったら少し吸って~
ハイ終わりです!
楽にしてください~
お疲れさまでした!」

と、検査の間ずーーっとしゃべり続けます。

たいていの場合は一度で上手には出来ないので、2~3回繰り返し行います。

・・・って、こっちの息も切れるぜ( ´艸`)

ちなみに、私は%肺活量が130%くらいあります。

高校時代に部活でバドミントンをやってただけなんですけどね。。。

一体どこで鍛えられたのか?

肺活量検査に携わることで鍛えられてるのかな?笑

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