会社員やその家族だと、年に1回、会社の集団検診を受けることで健康チェックが可能ですよね。
でも、小さい会社で健康診断の福利厚生がなかったり、フリーランスや自営業の場合、自分で検診を申し込まないといけません。
それが面倒で、検診を受けるのがものすごーーーく、壁!!
という方も多いのではないでしょうか。
私は臨床検査技師として、健康診断や人間ドックの検査業務にも携わっていました。
病院の裏側を知っているので、出来ればこんな施設で受けるのがおすすめ!というのを自分なりに模索してきました。
その結果、私は、自分の健康チェックは総合病院の健診センターで受けるようにしています。
ではなぜ、総合病院の健診センターなのか?について、この記事で解説していきたいと思います!
この記事は、
- 検診を受けるべきか、人間ドックを受けるべきか悩む
- 健康診断をやっている施設が多過ぎて、何を決め手に選べばいいかわからない
という悩みをお持ちの方にお勧めの記事となっています。
病院のウラ話もちょっとだけ含めて、解説していきたいと思います!
検診と人間ドックの違い
私は、検診ではなく、人間ドックを受けるようにしています。
【検診】⇒
- 身体の異常の早期発見を目的とした検査
- 労働安全衛生法により1年で1回以上実施するよう義務付けられている
- 費用は企業や自治体が負担してくれる
【人間ドック】⇒
- 病気の予防や早期発見のために全身を対象に行われる
- 法的に義務付けられてはいない
- 費用は自己負担(企業が補助金を出してくれる場合もある)
検診と人間ドックの主な違いは、検査範囲の広さや検診項目数でしょう。
人間ドックは検査の範囲が広いことで、従来の健康診断では見つけることが難しかった病気の早期発見や予防に大きく貢献してくれます。
人間ドックも検診の1つではありますが、より多く細かく検査を受けることで、検診の項目だけでは見つからない病気の発見に繋がることが想定されます。
が、雇用者が労働者に対して行う検診とは違って、人間ドックは自己負担、かつ自由診療なので、個人の料金の負担が大きいです。
余談ですが、健診と検診も、少し違います。
健診は健康診断の略で、生活習慣を見直すことが目的。
検診は、がん検診など特定の臓器の検査を行い、病気の早期発見が目的となっています。
と小難しいことを少し並べましたが。。。
私はもうアラフィフ。
しかもがんサバイバー。
なので私は、検診ではなく、項目数の多い人間ドックを受けるようにしています。
これ以上病気をしないように、したとしても、早期に発見・治療が出来るように。
それが、私が人間ドックを受ける理由です。
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私が人間ドックを受ける施設に選ぶ条件
冒頭にも書きましたが、私は総合病院の健診センターで受けるようにしています。
私が人間ドックを受ける施設の条件は、
- 総合病院である
- 検診部門は、総合病院とは別棟になっている
- 施設内に病理診断科がある
では、1つ1つ解説していきますね。
総合病院である
当たり前ですが、総合病院は、総合的にいろんな科が揃った病院です。
よって、総合病院の医師や技師は、検査数も多く、いろんな症例を経験しています。
要するに、スタッフの経験値もスキルも高い!
もちろん、総合病院でも検診だけ行うパートの技師さんとかもいます。
でも、毎日多くの受診者の検査をこなすわけですから、初心者が簡単にこなせる量ではありません。
総合病院には、そういう安心感があるんです。
また、総合病院併設の検診センターであれば、もし異常が見つかり治療が必要になった時はその検診結果がカルテに残り、病院側と共有してくれます。
スムーズな治療を行ってもらえるという利点があります。
検診部門は、総合病院とは別棟になっている
総合病院で人間ドックを受ける場合、検診部門は別棟になっている施設をお勧めします!
病院部門と同じだと、具合の悪い患者さんの保険診療の合間に検診の受診者の検査を行う、ということが起こりえます。
今はコロナ禍ということもあって、発熱や咳の症状のある患者さんと接触しないように配慮されている病院が多いとは思います。
が、個人クリニックや小さな病院では、検診を受けようと待合室に座っていたら隣に咳き込んでる患者さんがいた、、、ということもあり得るわけです。
私も内科の待合室に座っていたら、長椅子で隣に座っている患者さんに、「インフルエンザ陽性なので・・・」と説明しているのを聞いて、ゲゲッ!と思ったこともあります。
なので、症状がある患者さんとは別に、検診の受診者のみが入ることが出来る健診センターとして別棟になっている施設が望ましいです。
施設内に病理診断科がある
これは、私が臨床検査技師として働いていた経験から見出した条件です。
こんなのを条件に挙げる人っていないんじゃないか、と思いますが(;^_^A
でもこれ、私にとってはとっても大事なことです!!!
病理診断科とは、患者さんの体より採取された病変の組織や細胞をガラス標本を作製し、ここの標本を顕微鏡で観察して診断する部署のことを指します。
主にがんの有無、更にはがんの種類や進行度を調べ、患者さんの病名を確定する診断です。
子宮がん検診(子宮細胞診)などがこの病理診断によって行われます。
胃カメラや大腸カメラで採取されたポリープ、乳がんの組織採取なども、この病理診断が行われます。
このガラス標本を作製するのが臨床検査技師の仕事であり、これを診断するのが病理診断医の仕事で、私も大学病院勤務時代、この病理診断にも携わっていました。
病理診断科のある病院では、
検体採取 ⇒ 標本作製 ⇒ 病理医による確定診断
が病院内で行われます。
が、病理診断科のない病院で採取された検体は、検査企業にまわされ、検査企業で標本作製して、病理医にまわされ、診断が行われます。
つまり、検体はいろんな施設を渡り歩くわけですね。
中にはとんでもなく質の悪い標本が送られてきて、私が勤める病院の病理医が「この標本は酷すぎて確定診断が難しい」とボヤいていたんです。
そのような事例は稀ではありますが、やはりその病院内で毎日多くの検体を採取し、標本を作製し、診断が行われる、ということが繰り返されている病院の質が高いのは確かです。
特に、病理診断はがんの確定診断が多く行われるため、がんの早期発見にも大きな役目を果たす人間ドックなどは、そのような環境が整った施設で受けることが望ましい!
というのが、病理診断に関わってきた検査技師としての私の結論なんです。
検査そのもののレベルが大事。
人間ドックや検診で実際に検査を行う人は誰だかご存知でしょうか?
それは、私のような「臨床検査技師」「放射線技師」です。
臨床検査技師 ⇒
- 心電図検査
- 超音波検査
- 聴力検査
- 眼底・眼圧検査
- MRI検査
放射線技師 ⇒
- レントゲン(マンモグラフィー含める)
- CT検査
- MRI検査
※採血は、臨床検査技師か看護師
人間ドックでも問診や内科・婦人科診察、結果説明は医師が行いますが、その他の検査はほぼ医師が行うことはありません。
ほとんどが、臨床検査技師や放射線技師が行います。
となると、「この病院は〇〇先生が有名だから」というのは、実はあまり関係ないんです。
そういう意味でも、たくさんの検査をこなしている技師がいる施設、というのが、精度の高い検診・人間ドックの施設ということになります。
なかなかそこまでの情報を得ることは難しいですが、受診の候補に挙げた施設のHPなどを見て、技師の情報まで記載されているかどうかを確認しましょう。
施設によっては、「超音波室のスタッフ全員が超音波検査士の資格を持っています」などと書かれていることもありますので。
人間ドックを安く受ける裏ワザ
これは一部の人にしか使えないワザではあるのですが・・・
- 人間ドックは全身の検査が出来るが、自費診療なので費用が高い
- 検診は費用は安いが、検査項目が少ない
それぞれメリット・デメリットがありますよね。
当然、リーズナブルな費用で多くの検査を受けたい思うのが人間の心理です。
そ・こ・で!
私が使った裏ワザは、
福利厚生で受けられる検診コースにオプション検査を付けて、人間ドック同様の検査を受ける!
・・・です。
私の場合は、夫の会社の福利厚生で、扶養家族の検診は特定のコースを無料で受けられるというもの。
でも、それでは簡易的な検査項目しかありません。
がんサバイバーのアラフィフとしては、それでは足りない!
ですが、人間ドックを受けようとすると4~5万円の費用がかかりますが、会社からの補助金は2万円までしか出ません。
そこで無料の検診コースに人間ドック同様のオプションを付けた場合、どのくらいの値段になりますか?
と、受診したい施設に問い合わせたところ、自費出費は1万円弱になるとのこと。
もし、あなたがご主人の扶養家族で、ご主人の会社の福利厚生で受診できる場合、この方法でリーズナブルに人間ドック同様の検査が受けられるかもしれませんよ~
調べてみてくださいね。
自宅でも検査を受けられる!
病院に行くのは抵抗がある・・・
予約が面倒くさい・・・
などなど、確かに検診や人間ドックを受けるのには高い壁があります(;^_^A
増してや今は新型コロナウィルスが蔓延していて、病院系の施設に足を運ぶのにも抵抗を感じますよね。
そんな方々でも、検査をないがしろにしていいわけではありません。
まずはスクリーニングとして、自宅で簡易検査を受けることも出来ますよ♪
しかし、これはあくまでも簡易検査です。
この結果に一喜一憂するのではなく、この結果を参考に、きちんと検診を受けることをお勧めします!
まとめ
今回私がお勧めするような条件のない施設は良くない、ダメ、という話ではありません。
何より大事なのは、あなたが健康診断もしくは人間ドックを定期的に受けること。
発見された時にはすでに手遅れだった・・・という患者さんを、私は数えきれないほど見てきました。
少なくとも40歳を超えたら毎年必ず受診しましょう。
長寿を生きるだけではなく、少しでも健康年齢の高い人生を送っていきたいものですね☆


